便秘を要因とする痔

症状が現れるまでは全く気に留める事も無かったのですが、ある日たまに来る便意をもよおしたのでトイレに入り、いつものようにいきんで便を出した後に違和感に気付いたのです。
それは、便に付着する真っ赤な血。焦ったというより、青ざめました。もしかすると癌?赤い血だから肛門とか直腸?など、内心穏やかではなく一刻も早くその原因を突き止める為に近くの総合病院に向かいました。
診察の結果、痔と診断されました。理由は、固い便をいきんで排出した事による肛門の外傷との事です。私は、その診断にホッとしたと同時に、凄く恥ずかしい気持ちになった事を覚えています。その後、座薬と塗り薬を処方箋でいただき、それを片手に帰宅しました。
しかし、痔の地獄はここから始まったのです。便意をもよおし、トイレに駆け込む度にやってくる鮮烈な痛みは形容しがたいもので、便を出したい、出さなきゃいけないのに出せない、出ないというジレンマで、どうしようもない状況に追い込まれてしまったのです。
なので私は、まず痔から直そうと便意があっても無理に排出しようとせず、とりあえず座薬と塗り薬を忘れずに使用して、痔を回復しようと考えたのです。しかし、その間便は溜まる一方になります。
それを行った事により、痔は少しずつ回復してきましたが、今度は便秘による腹痛がやってきました。時もかなりの痛みでしたが、腹痛も負けないレベルの痛みであり、結局どちらかを選択しなければならないという現実に、悲しさすら覚えました。
1ヶ月も過ぎれば痔はとりあえずは納まりました。よって、今度は腹痛の解消の為に下剤を使って便を排出し、一応は事無きを得たのです。しかしこれ以降にも問題は発生しました。簡潔に言うと、痔が癖になってしまったのです。
一度切れた箇所が、いきむ事により再度切れてしまう状況となり、その度病院に向かう事になりました。痔を治そうとする為に便秘が進んで腹痛となり、痔が直ったら腹痛を治す為に排便をいきんでまた痔になるという悪循環・・・これが1年以上続き、辛い毎日を過ごしていました。
最終的には痔も完治し、それ以降は再発する事も無かったのですが、現在進行形で私は便秘です。いきむ事によりまた痔が再発したらと思うと・・・それだけで悪い夢にうなされる程です。
排便した時のあの真っ赤の血、おそらく生涯忘れる事はないでしょう。それだけ印象的で、且つ思い出したくない出来事だったんだと思います。